Illusions: The Adventures of a Reluctant Messiah Mass Market Paperback – October 10, 1989

最初にこの本を読んだ時は、何が何だかわからない部分が多くて戸惑いましたが、じっくりと読むと、とても奥が深い、、、ある時、パット目の前に道が開けたような、不思議な感動を与えてくれた本です。この本は、決してファンタジーみたいな本として読むべきではなく、行間にある何とも言えない、今まで思っていたことや考えていたことが、別の視線で見れるようになる気がします。思い込み、、、それはその人の勝手な思い込みであって、思い込みを変えれば、何だって可能になりそうな気分に浸らせてくれる、とても暖かい本です。私にとってこの本は、ある意味「座右の銘」的なバイブルです。

このイリュージョンは単行本で村上龍翻訳で初めて出会いました。とても感動し、英語の勉強を兼ねオリジナルに挑戦しました。するとオリジナルにはない内容を翻訳版で発見しました。どちらも内容は素晴らしく私の感動には変わりはなかったけど、ぜひ２冊を読み比べてみてください。いつかどなたかの感想をこのレビユーで聞かせてもらえれば幸いです。まるでこの本の２人のように・・・

“偶然”とは必然のことだった、この本はそれを教えてくれました。誰しも、何かに導かれていくような経験があります。その経験はどうして起こったのか、その答えはここにあります。

ジョナサンよりはのめり込みにくい内容だけれど、洋書講読の勉強にはうってつけの平易な文章で書かれているのでオススメ。情景描写がとても素敵で、英文で読んでもイメージが膨らむ。『聖なる予言』とか『未知の次元』あたりのスピリチュアル本が好きな方は絶対ハマると思う。ところで、読んでいる途中で、登場人物のDon(Donald) Shimodaを、カスタネダのDon Juanに重ねあわせたのはボクだけだろうか。